THE脱毛マニュアル
脱毛エステでは確かに綺麗に脱毛をしてくれますが、料金が高く付いてしまうのは仕方の無いことです。
家庭用脱毛器を使用して自宅で脱毛をするのも一つの方法ですね。
誰でも身体のどこかには改善をしたいと思っている悩みを抱えていることでしょう。
無駄毛もその一つであり、今では家庭用脱毛器を使用することで簡単に脱毛することが出来ます。
アンダーヘアの脱毛というのは、最近では家庭用脱毛器を使用して気軽に脱毛をすることが出来るようになりました。
またアンダーヘアだけではなく、様々な身体の無駄毛を綺麗に処理することが出来るのです。
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THE脱毛マニュアルブログ:16 8 22
1週間ほど前、小学生のむすめが、
「うちのおじいちゃんって、ふつうのおじいちゃんとなんか違うよね…」
申し訳なさそうに、小さな声でわしに囁いた。
「ふつうの」という表現に、
わしは吹き出しそうになりながらも、
その理由を尋ねた。
むすめは少し間をおいて答えた。
「だって、悪いことをしたら目を三角にして怒るし、
謝るまで絶対に許してくれないもん」
「ふつうのおじいちゃんたちは、そこまでマジにならないしね…」
と畳み掛けてきた。
確かにわしの父は、
大きな肉体に仁王様のような鋭い眼光で、
一見他を寄せ付けない雰囲気を醸し出している。
七十歳を前にして体力が衰えてきたとはいえ、
その風格は昔となんら変わりはない。
そんな父を、むすめたちもまた一線を画して見ていたのだ。
わしは自分が子どもだった頃の父を思いだした。
厳しく、寡黙な父だった。
筋の通らないことをしようものなら、
容赦なく大きな平手が飛んできた。
わしは無性に怖かった。
でも一方で、そんな父を誇らしく思う自分がいた。
それは、言動の端々に
父の人情深い側面を見ていたからかもしれない。
こんなことがあった。
かつて消防署員であった父が
救助活動を終えて帰宅した時だった。
タバコをもみ消すしぐさに、
父のいらだちがみてとれた。
しばらくして、父はその理由を言葉少なに語り始めた。
洪水で溺れかけていた親子の救助に向かい、
子どもを救おうと手を差し出した時だった。
「わしを先に助けて」と叫びながら、
お母さんが子どもを押し退けて
ボートにしがみついてきたのだという。
「残念だ」
一呼吸おいて、父はひとこと言った。
いざという時にこそ、
身を挺して子どもを守るのが両親ではないのか…
そんな義憤が聞こえてくるようだった。